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2013年5月30日

新緑の渓谷 ~フィルム考~

白、青、と来て・・・・・今日は緑なんでございます!新緑と言いながら、結構重厚な緑になっておりますが・・・(汗)。

さてしばらく離れておりましたが、MX試写の日からお届けいたします。今日は、MX試写の番外編としてご紹介いたします。

と言いますのも、フィルムの底力を感じた写真がございまして、ちょっと皆様にもご意見伺いたくアップいたします。なにぶん、フィルム暦が浅くて知識がまるでございませんので、フィルムのことをもっと知りたいな~と思っております。

この日は、久しぶり(約1年ぶり)に奥只見方面に向かいました。冬季通行止めになる区間を目指して行きました。魚沼市の井口新田から奥只見方面へ向かいます。途中、奥只見銀山湖方面と只見方面に分岐しますが、只見方面へ向かいます。すると冬季通行止めの区間に入るのですが、ある程度は雪融けが進んでおり、車で入っていくことができます。地元の人も、山菜取りなどで結構出入りがあるんです。その更に先へ進もうとすると、まだ除雪作業中で行き止まりとなります。

そのあたりは、深い峡谷になっていて、なかなかフォトジェニックなんです。この時期は、新緑に包まれる美しい渓谷の景色を見ることができます。去年も、おおよそ同じ頃に写真を撮りに行きました。早朝に出かけて午前中、お写ん歩しておりました。今年は、午後4時ごろになってからになってしまいました。MX試写の最後を締めくくる写真となりました。

そんな新緑の美しい渓谷の景色を、MXとデジタルAPS-Cで撮り分けてみました。なかなかその描写の違いが面白いな~と思いました。それでは、ご紹介いたします。

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「西日が差し込む新緑の渓谷」 K-5+SIGMA APO 50-150

まずはデジタルから参ります。

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「新緑の流れ」 K-5+SIGMA APO 50-150

既に深い渓谷は山陰に包まれておりました。渓谷などの、人が入って行けない場所では望遠ズームが大活躍致します。これ、単焦点では忙しくって・・・(汗)。私が持っている望遠単焦点は100mmマクロなので、ちと役不足でもございますね~(汗)。そういう意味でも、このシグマの50-150は重宝しております。おまけにF2.8通しなので、暗い渓谷でもその力を発揮してくれます。

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「渓谷の春」 K-5+SIGMA APO 50-150

所々にまだ残雪が見られます。そんな岩場を突き進む雪融けの流れは、いつ見ても爽快です。そんな爽快で、豪快な流れを木々の新芽が覆い始めておりました。夏になると、うっそうとした森になり、この流れを上から眺めることもできなくなってしまうんですね~。

しかしこのレンズ、いかにもシグマらしく解像感は高いのですが、PENTAXのFA Limitedなどと比べると色のりはあっさりでコントラストも低めです。なので、現像時にLR4でコントラストと彩度を高めにしております~。

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「岩間を縫って突き進む」 K-5+SIGMA APO 50-150

長秒にして、十分に光情報を取り入れてやれば、少しコッテリ感が出てまいりますが、それでもPENTAXのレンズに比べると・・・。

最近、この手の長秒写真多いね~、とricky007さんから突っ込みをいただきそうですが(汗)。

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「緑を従えて」 K-5+SIGMA APO 50-150

激しく流れる雪融け水を見ていると、この流れを線で表すとどんな風に見えるのだろう?と興味が沸いて来ます。おまけにこの時は、既に山陰に入っておりましたので、光は結構乏しかったんですね~。なので、珍しく三脚を立てたりしながらこういう写真を撮ってしまうんですね~(汗)。

さて、ここからがフィルムのお写真になります。まずはその描写からご覧下さい。

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「新緑の渓谷」 PENTAX MX+M50mmF1.4

MXに50mmF1.4を付けて撮ったお写真となります。その描写の違いに驚きます!どう感じられますか、皆さん?

フィルムは黒顔羊さんから頂いた、カラーネガ(ドイツ製だそうです)になります。名前は~・・・すみません、失念しました~(滝汗)。

LR4でコントラストを上げて、彩度も上げ気味、さらにシャドーを下げております。

しかし、このコッテリとした味わいで艶かしいと言いますか、深い描写が凄いな~と思うんです。立体感といいますか、臨場感も凄い。渓谷の奥行き感がしっかりと出ている。上のデジタルのお写真と見比べると、その違いに驚きます。この時絞りは、F5.6くらいだったと思います。これは、フィルムのなせる業なのか?それともレンズの描写力なのか?

・・・いずれにせよ、とんでもないポテンシャルを秘めていると実感せざるを得ないんでございます。ん~、MX!楽しすぎる(笑)!!!

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「峡谷の造形美」 PENTAX MX+M50mmF1.4

こちらも同じくMXですが、何とも深みのある臨場感溢れる描写です。

岩の質感、水の透明感、新緑の艶、すべての描写がデジタルとは全く別次元の描写に思えます。

これがフィルムの底力なのでしょうか?LR4で如何様にもそのポテンシャルを引き出せる気がしてきます。デジタルでも同じようなテイストを出してみようと試みたのですが、うまく行きません。

この違い、なんなのでしょうか?

これはネガフィルムだからでしょうか?ネガフィルムはとにかく情報量が多いので、その情報を引き出せばどんな描写も表現できるのでしょうか?ポジフィルムでは出せないのでしょうか?・・・などと、とにかくいろんなことを考えさせられる写真でした。

フィルムって、本当に奥が深いですね~。改めてその魅力に魅了されてしまいました。これからも、フィルムのこういう描写力について、私なりに研究してみよう!と思いました~。


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