PENTAX 67_4111-2_R

2015年1月17日

可変NDフィルター入手♪ ~検証編~

私は、フィルムカメラをメインで使っております。

こちら韓国に持ってきている中判銀塩は、Rolleiflex TとMAMIYA C330です。

いずれも、最高SSは1/500です。

そうしますと、晴れた日などでは絞り開放が使え無いときが出てきますね。

例えば、Sunny16の条件であったとします。

ISO100のフィルムで、SS1/125で絞りはF16ですから、SS1/500ではF8となります。

フィルムを感度25にすれば、2段下げでSS1/500で絞りはF4となります。

Rolleiflex TのレンズはTesser 75/3.5ですので、開放が使えるようになります。

一方で、MAMIYA-SEKORレンズの中には80mm/F2.8がございます。これは開放で使えなくなりますね。

晴れた日の雪原などは、Sunny16から更に1~2段高くなりますので、ISO25のフィルムも厳しくなります。

あるいは日中に長秒露光したい時など、同じくSunny16の条件であったとしますと、最大であるF22まで絞ってもSSは1/60ですので長秒とはなりえません。

こんな時・・・やはり減光フィルターが必要だな~と感じておりました。

で、昨年末、ついにポチッと逝きました~^^;

K5_65529_R

New-View Variable ND Filters, φ46, 67, 77, and 82mm

値段から(笑)、New-Viewというメーカーを選択しました。
φ46、67、77、82mmの4枚で、送料無料&代引き手数料込みで9700円♪

それは、年明けて韓国の私の手元に届いた~、というわけですv^^

φ46mm マミちゃん用♪

φ46mm マミちゃん用♪

このφ46mmは、マミちゃん用でございます。

私が持っております、MAMIYA-SEKOR55mm、80mm、105mmはいずれもフィルター径46mmなんです。因みに、MAMIYA-SEKOR180mmのフィルター径はφ49mmです~。フィルターの値段も安くてありがたいのでございます!これも、TLRの大きな利点だと思います。

あ・・・でも、Rolleiflexの場合、更に小さく特殊ですので、利点・・・とは言いがたいかもですね^^;

さて、この可変NDフィルターですが、2枚の偏光(PL)フィルターが使われていて、その偏光角度を変えることによって透過光率を変えるという仕組みです。私が購入したものは、NDファクター2~400まで対応という優れものです。果たしてその実力や如何に?^^;

早速検証してみようと思います♪

可変NDフィルター 目盛り

可変NDフィルター 目盛り

この↑お写真ではちょっと分かりにくいのですが^^;

2枚の円板が合わさったような構造です。C-PLフィルターと同じですね~。

上側の円板の円筒側面には目盛りが11個打ってあります。左端にMin.、右端にMax.と記載してあります。下側の円盤には白丸が打ってあります。この上側の円板をまわして、各目盛りを白丸にあわせることによって、偏光角度(透光率)を変えるようです。

それくらい透光率が変わるのか実際に見てみましょう~♪

透過率@目盛り1(Min.)

透過率@目盛り1(Min.)

これが一番Min.側の1つ目の目盛りに合わせた状態です。

透光率@6目盛り(中央)

透光率@6目盛り(中央)

次にこれが、11目盛りの中の中央、Min.側から6番目の目盛りに合わせた状態です。随分暗くなりました。

透光率@11目盛り(Max.)

透光率@11目盛り(Max.)

そして、これが、最大目盛り位置である11番目の目盛りに合わせた状態です。肉眼では殆ど見えなくなりました。

撮影している私が映り込んでおりますね~^^;

さて、この目盛りは果たして線形的に変化するのでしょうか?^^;

疑問ですね~。構造から想像するに、非線形的に透光率が変化すると思えてなりません。ということで、もっと定量的に検証しました。

このNDフィルターをデジタルで使用する分には、そこまで知る必要も無いのかも知れませんが、私はこれを完全メカニカルのMAMIYA C330で使用するつもりです。ですので、NDファクターがどのくらいになるのかを知っておく必要があるんですね~。

可変NDフィルター検証φ77-82_R

可変NDフィルター検証結果

はい、こちらがその検証結果になります。

ちょっと細かくて見づらいですが・・・^^;

まずは検証実験の条件設定からご説明いたします。

【実験内容】

検証対象: New-View 可変NDフィルター φ77mm、82mm

カメラ: PENTAX K-5

レンズ: SIGMA AF20/1.8 EX DG ASPH@82mm、 PENTAX DA★16-50mmF2.8ED AL SDM@φ77mm

絞りはF2.0、ISO100で 固定としました。

測光は中央重点にしました(後で、平均測光にすれば良かったと後悔^^;)。

ホワイトバランスはオートです。

フィルターなしと、NDフィルターに設けられた11目盛りそれぞれにあわせた状態で、カメラの標準露出になるようSSを変化させました。

次に、フィルター無し状態を規準(±0)として、フィルターによって減光された量(露出補正量)を段数に計算しなおしました。

【結果】

さて、図の意味をご説明します。

横軸は目盛りの位置を示しております。Min.側から1、2、3、・・・11(Max.)となります。

縦軸は、減光されたことによる露出補正量を段数で示しております。

横軸0の値は、フィルターなしの露出を示しております。これを基準としておりますので、0となります。

まずご覧の通り、目盛りによる露出補正量は線形的に変化せず非線形となっております。

今回検証したφ77と82mmの傾向は目盛り9まではとても似通っていると言えると思います。10目盛りで少し差が大きくなり、11目盛りでは更にその差が1段以上になりました。

1目盛り目で-1.6に変化して、2~3目盛りは共に-2.0、6目盛り目で-3.0となり、9目盛り目で-5.0、10~11目盛り目ではバラつきが見られます。

図の上に、今回検証時に撮影した写真を12枚並べて見ました。φ82mmフィルター検証時の写真です。

小さくて見辛いので、以下に拡大した写真を貼ります。

Filterなし

Filterなし

ND Filter スリット位置Min.

ND Filter スリット位置Min.

ND Filter スリット位置Max.

ND Filter スリット位置Max.

これら↑3枚の写真は、それぞれ上からフィルター無し、可変NDフィルター目盛り@Min.、そして可変NDフィルター目盛り@Max.です。

このフィルターは、若干黄色被りをするそうで、その傾向が見られます。

3枚目、衝撃的なXが写りこんでおりますね~^^;

偏光ムラが見られますね。この傾向は、10目盛りでも若干見られました。Lightroom4のヒストグラムにもその傾向が顕著に現れました。

ということで、この可変NDフィルターの目盛りは、1~9までは使用できそうですが、10~11は使えなさそうです。

またその減光範囲は段数で申しますと、~5段までということになります。

ここで、NDファクターと段数の関係をグラフにしてみましたので、ご参考までに以下にご紹介します。

可変NDフィルター検証_ND Factor_R

NDファクターと露出補正/段数

このグラフによりますと、露出補正が5段までということは、NDファクターで30強です。

多少の偏光ムラを我慢して、目盛り10ギリギリまで使うとして、露出補正が7段程度ですから、NDファクターで130程度。

400は程遠いですね~^^;

【結論】

 この可変フィルターの目盛りは、

☆常用としては、1~9目盛りまで。

☆緊急用として、ギリギリ10目盛りまで。

 使用可能。11目盛り目は使用不可。

 露出補正は、

☆目盛り2~3(安定か?): -2段

☆目盛り6: -3段

☆目盛り8: -4段

☆目盛り9: -5段

 となる。

☆目盛り9で、NDファクター相当→約30

☆目盛り10で、NDファクター相当→約130

 となる。

以上の結論となりました~♪

可変NDフィルター、お安くてとても便利ではございますが、その性能はよく熟知した上で使用するのが良いようです~^o^


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