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明暗分かれた越後の森

4月始めの越後の森はまだ残雪が多く、道路も通行止めのままでした。

そこで車を止めて、歩いて森の中に入ってみました。

バケペンに45mmを付けて、Kiev88CにはArsat C80mmを付けて、いざ雪上トレッキング♪

何度も解けて締まった雪は、意外に歩きやすいのです。

夏場は草が生い茂り、枝打ちされた杉の枝が転がり、行方を阻むのですが、雪で覆われた森は障害物がなく、直線的なルートを辿れますので、楽チンです♪

かくして、残雪の越後の森に分け入ってみました~!

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明暗別れし越後の森

 さて、明るい春の日差しが差し込む越後の森は、なかなかの強敵でございました・・・^^;

強敵と申しますのは・・・はい、露出です^^;

まず、露出計にて入射光で見ようとしたのですが、日当たりの箇所と日陰の箇所で3段以上の差がありました。

う~ん、これじゃ優柔不断な私には決められません^^;

だははは~^^;

まあ、こういうシーンでは、やっぱり反射光で見なくてはいけませんね。

反射光で見る場合、重要かつ一番難しいのは、そのシーンの18%グレーがどこであるかを見極めることだと思います。つまり、シミュレーションです。

ゾーンシステムの考え方では、例えば日の当たる緑はそのグレーになります。

上の写真で行きますと、日差しが当たっている苔の緑がそうかな~?と思い、測ってみました。

次に、このシーンは明らかに明暗差が大きいので、念のためハイライトとディープシャドーを確認しました。差は軽く10EV程度でした。ADOXで・・・行けるかな~?と心配になり・・・ディープシャドーが-4EVとなるように露出を決めました。念のため、バケペンのTTLでも見てみましたが、私が決めた露出から更に1段くらい低い値を示しましたので、却下としました。

さて、結果ですが・・・う~ん、まだ足りませんでした。おそらくあと1段~2段は上げないといけませんでした。

1,3枚目がADOXですが、ディープシャドーのところは、素抜けになっておりました^^;

う~ん、やっぱりこのフィルムは難しいですね~。

一方で、2枚目はネオパンですが、低めでありつつも描写は残っておりました。ハイライトからディープシャドーまで。

やっぱりこのフィルムはスゴイ^^;

ADOXの方(1,3枚目)ですが、ハイライトはまだ飛んでませんでした。なので、あと1~2段くらいは上げても良かったように思います。逆光や、こういう明暗差の激しいシーンでは、もっとシャドーに合わせて露出を決めた方が、このフィルムはいいのかも知れません。

加えて思うのは、ネオパンはやっぱりスゴイ!ですね^^;

 

1、3枚目: PENTAX67 + 45mm F4.0,ADOX CMS 20

2枚目: Kiev88C + Arsat C 80mm F2.8,NEOPAN100Acros

 


8件のコメント

  1. yamaboushi53 より:

    皐月の樹さん おはようございます。
    黒と白が明確に表現された作品だと思います。特に樹皮の色の変化なんて凄く迫ってくる感じがしてきます。
    同じ黒系でもいろいろな表現ができるんですね。1枚の作品を撮るために、自分の考えを働かせ、工夫やテク
    ニックをされていることに感動しました。写真を撮るのではなく、まさしく写真を創りあげていくんですね。

    • 皐月の樹 より:

      yamaboushiさん
      こんばんは~!
      モノクロは色がない分、質感や形状に目が行きますよね~♪ そこが大好きですv^^
      この時は、暗い杉の森に強い日差しが差し込んできておりました。
      木漏れ日が樹皮や苔生した岩肌を照らして、美しかったです!
      そうですね~。撮影したネガフィルムは、あくまでネガですので、ここから如何に自分が感動した場面を再現するか?どう表現できるのか?を考えてしまいますね^^;
      なかなか、思ったようにはならなくて、難しいのですが~^^;
      ま、その難しさがまた、写真に興味を抱かせる理由のひとつにもなってますねv^^

  2. Pic-7 より:

    これだけ明暗差があると、本当難しいですよね><
    あれこれ考えている内に「分からん!」ってあきらめてしまいそうです(笑)
    皐月の樹さんってやっぱりストイックに写真を楽しんでいますよね!

    この45㎜って、やっぱり良いですよねえ…
    大きさ重さも、smc Pentax67 90㎜とほぼ同じで、コンパクトでfeatureも理想的です。

    • 皐月の樹 より:

      Pic-7さん
      こんばんは~!
      このシーン、悩みました~^^;
      露出決定して1枚シャッター切るのに、数十分掛かってたように思います^^;
      晴天日中の順光や、単なる逆光程度であれば、それほど悩まなくても済むのですが、こういうトリッキーなシーンでは、まだまだ感覚が磨かれておりません^^;
      修行、修行ですね~^^;
      この45mmは、まさに神レンズだと思います!
      ペンタのロクナナでは、2.8/75mmや、2.4/105mmがとても有名ですが、この45mmも負けないくらいにスゴイレンズだと思います!
      超が付くくらいの広角なのですが、歪みは極小♪ 寄って撮れば標準のような印象すら作れちゃいます。
      とっても楽しいレンズです!
      私の中では、ロクナナで稼働率No.1ですv^^

  3. gucci より:

    解像度はADOXに軍配が上がるとして、二枚目のネオパン見ると、階調はネオパンですね(^^)
    しかし、ADOX凄いフィルムですね〜アンダー潰れているとは言え、一枚目の質感物凄いものがあります^^;

    • 皐月の樹 より:

      gucciさん
      こんばんは~!
      そうですね~、仰る通りなんです。
      解像感や尖鋭感は、やっぱりADOXなんですが・・・今日の写真のように露出失敗した写真では、トーンがとても狭く感じます^^;
      一方、ネオパンはすごいですね~^^;
      ただ・・・好みとしては、ADOXの雪の質感、たまんないんですよね~v^^

  4. film-gasoline より:

    ADOXとネオパンの比較、興味深いですね~♪
    ADOXの強烈な個性は目を釘付けにします。
    いっぽう、ネオパンはどうにでも加工できる秀逸な素材感があります。
    ん~、コスパのネオパンってこともあるな~^^;

    • 皐月の樹 より:

      film-gasolineさん
      こんばんは~!
      まさに両極端のネガフィルム同士の競演です♪
      互いの長短がくっきりと出ましたね^^;
      ADOX・・・仰るとおり、強烈な個性ですね^^;
      ネオパンやT-MAXに慣れておりますと、この個性はびっくりマーク10個くらい付いてしまいます^^;
      ただ、仰るとおり、柔軟性では圧倒的にネオパンなんですよね~。
      ネオパンは、本当に優等生だと思います!
      そうそう、おまけにコスパ最高!
      ネオパンは・・・常用フィルムとして最高ですv^^
      いつまでも、供給を続けて欲しいですよね~^^;

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