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写真について思う事・・・備忘録

ふと、今、写真について思う事を書き残しておこう・・・と思いました。

私の中での備忘録です。

これが、今後、何年か後に見た時に、どんな風に変わるのか?変わらないのか?

今思う事を、残しておいてみようと思ったのです。

長文になるかと思いますので、テキトーに読み飛ばしてくださいませm(_ _)m

 

写真のジャンルは様々ございます。

私が撮る写真・・・即ち私が好きな写真は、家族の記録、定点撮影、スナップ。

こんなところでございます。

シャッターを切る動機・・・というカテゴリーで分けますと、家族の記録と定点撮影、そしてスナップで分かれます。

 

【家族の記録と定点撮影】

シャッターを切る時に感じる事は、その被写体を愛する事です・・・というと、なんだかこっぱずかしいですが^^;

愛しい、と思う気持ちからそのシーン、その被写体を切り取っております。

その為、思い入れは強く、それに対する準備も私なりにしっかりと仕上げるように心がけております。

仕事は段取り8割・・・と申しますので。

ただ、もちろん、現場の状況は千差万別、常に変化しますので、思ったようにいかないことは多々あるのですが。

例えば、家族の記録を撮る場合、そのシチュエーション、背景、光、被写体(家族)の気持ち、を考えて事前に準備し、道具を選び、タイミングを選んでおります。

そして、とにかくその写真の殆どを、事前準備と現場で造りこもうと最大限の努力をいたします。

 

同じように、定点撮影写真も事前準備が非常に大事と考えております。

ロケハンし、季節、時間帯、天候、そのシチュエーションにある様々な要素(山、川、木々、草花、建物など)の時々の状態を確認し、準備を致します。天気図をチェックし、光と風の状態を予測し、撮影の時間帯を決めて、出かけるようにしております。

そして、現場に到着すると、とにかく観察し、メインの被写体を何にするかを考え、光の位置をどう持ってくるかを考え、あらゆる立ち位置、アングルで見て、実際に光が来た時を想像しながら画作りを決めていきます。

光が来てから考えたのでは、大体遅くなり、慌てて造りこもうとするので、中途半端な画になることが多いからです。太陽は、1時間でおよそ仰角で15度変化します。それを頭に入れながら、残り時間と光の感じを想像して、備えます。

そして、ここでもやはり、その写真は事前準備と現場で造りこみするのです。

フィルム・・・特にB&Wフィルムの場合、撮影後もネガ現像、デジタルスキャン、デジタル現像、印刷・・・という工程を経て、写真として仕上がるので、後で手を入れる部分もあるのですが、それでもその写真の質を決めているのは、やはり上述の通りだと思っております。

定点撮影や家族の記録では、特に、後からする作業で心がけるのは、出来るだけ忠実に自らの記憶の色に染めていく・・・です。できるだけ、コピーすることに徹しようとするわけです。

(ブログネタとして、遊ぶことはございますが^^;)

 

定点撮影や家族の記録では、この様に時間をじっくりかけて現場で造りこみますので、機材には必ずしも俊敏性を求めません。フィルム機でも、デジタル機でも良いわけです。

デジタル機の利点は、その場で仕上がりの確認を出来ます。そこで造りこみ精度を上げることができます。

フィルム機の利点は、ファインダーの良さです。デジタル機に比べて圧倒的にファインダーが見やすいので集中して精度の高い造りこみが出来ます。

そういった意味で、ローライ35などはレンジファインダーでパララックスがあり、且つファインダー倍率も低いので、ファインダーで造りこむ・・・という作業には不向きなように思います。

 

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【スナップ】

一方で、スナップは、愛とは無縁です(笑)。

その場の閃き、インスピレーションのみを頼りにシャッターを切ります。

その時々の感覚に依存するので、その時々の体調や気分にも大きく左右されると感じております。

現場で大事にしていることは、絵の造りこみではなく、とにかく自分の感覚を研ぎすますことに集中しようとしております。

そういった意味で、カメラの操作などは無意識で行うことが必要になります。

使い慣れた、操作性の良い、且つ俊敏なカメラを使うのが得策と感じます。

そして、スナップに集中するために、気が散漫にならないようにすることも大切と思っております。

例えば、人通りの多い街中では、周りの目が気になるようだと、集中できませんので、周りに気付かれにくい小型の二眼レフ機を用いたり、ローライ35のような小型で操作性の良いカメラを使うようにしております。

人気のない田舎の里山であれば、一眼レフも使い勝手さえよければ十分使えると思っております。

そしてスナップ写真が、上述の風景や家族の記録と最も違う点は、造りこみは現場だけでなく後工程で行う・・・ことのように思っております。

現像で、どう仕上げるか?

ハイキー、ローキー、ハイコン、ローコン、モノクロ、カラー、粗さ・・・などなど。

トリミングも必要に応じてし、その時感じたインスピレーションを最大限に表現するにはどうすべきか?を考えながら、仕上げていく。必ずしも、現場の色、明るさである必要はないと思っております。

スナップ写真は、やはり後工程なしでは成し得ない・・・とも思っております。

そして、現場では、自らの感覚と腕を信じて、とにかく素材を出来るだけ切り取る・・・そんな意識でございます。

 

ここで、スナップは被写体が風景の場合もございます。

ですので、同じ場所に行っても、今は「定点撮影」、今は「スナップ」という事もあり得るわけです。

上述定点撮影の風景写真は、被写体自体が風景であるか?という事よりも、人以外の被写体で私が愛してじっくり撮影する写真・・・ということなのでございます^^;

 

さて、私にとってはどちらも好きな撮影です。

恐らく、どちらか一方になってしまうと、飽きてしまうように思います。

あるいは、疲れてしまうように思います。

 

思いのたけを、ここに吐き出し、今スッキリしております(笑)

さあ、この考えが、今後どのように変わるのか?

見ものでございますね~^^;

明日、変わっていたり・・・?^^;;;

 

徒然草の冒頭が頭をよぎります。

「徒然なるままに・・・怪しうこそ物狂おしけれ」

 

駄文長文、失礼いたしましたm(_ _)m


12件のコメント

  1. yuta より:

    おはようございます
    いろいろ考えて撮ってるのですね。
    私は大雑把というかいいかげんていうか、
    その時の感覚だけで撮ってるような気がします。

    • 皐月の樹 より:

      yutaさん
      こんにちは~!
      お付き合い頂き、ありがとうございます~^^;
      撮っている最中は、どちらかと言いますと夢中で、実はそれほど考えてないです^^;
      感覚に頼って撮っております。
      ただ、撮影の前後は以上のように考えてしまいます。
      まあ、あれこれ悩んで、答えが出ないことが多々あるのですが^^;

  2. 黒顔羊 より:

    なるほど、これは面白い考察ですね。^^
    写真を撮るときに、何を考えて撮るか・・・
    どういう意図で写真を撮るか・・・技術的なことより、ずっと本質的で大切なことですね。
    私の場合、意図がはっきりしていないとき、やはりどーでも良い写真になりますね。^^;
    手間とお金のかかるフィルム写真の方が、やはりよく考えているかな。
    デジタルは、歩留まり率がぐっと落ちます。^^;

    • 皐月の樹 より:

      黒顔羊さん
      こんばんは~!
      はい、どう考えて、どう行動するか?それをまとめておこうと思ったんです。
      技術的なところを語れるほど、経験も技術もございませんし^^;
      今後、これがどんな風に変化していくのか?あるいは変わらないのか?
      自分でも見てみたいという思いもございました。
      フィルムの方が、仰る通り考えますよね~^^;
      私も、このフィルム1本でいくら・・・と考えた時に、このシャッター切るべきか?!
      切るならどう切る?!
      みたいな、小市民的強迫観念から一生懸命考えているところがございます^^;
      これをデジタルでも出来ればいいのにな~・・・と思う事も多々ありです^^;
      ただ、フィルムは一発勝負で、吉と出るか?凶と出るか?みたいなギャンブル性もございますので、なかなか難しいところですね^^;
      それで撮り逃しているシーンもあるかも・・・と思う事もございます。

  3. フィルガソ より:

    う~む、と唸ってしまいました。
    そして、自分のテキトーさに反省^^;
    皐月の樹さんは、本当に真面目に写真に取り組んでおられるのがよ~く分かりました。
    確実に進歩しておられるのは、このスタンスのせいだったのですね(^^)v

    • 皐月の樹 より:

      film-gasolineさん
      こんばんは~!
      いえいえ、私はフィルガソさんがテキトーに写真を撮られているとは思いませんよ~v^^
      それは一方で、フィルガソさんの感性の高さを言い表しているのかもしれませんね♪
      私・・・凝り性なんです^^;
      ハマるんですよ~^^;
      もう、どっぷりですね^^;
      進歩・・・よりは、365歩のマーチと言う感じで、えっちらおっちら行っております~^^;
      また何年かして、今の写真を見返し、どう思うのか?
      ここに書いた内容を見どう思うのか?
      ちょっと見てみたいな~・・・という思いが強いかもしれません^^;

  4. iwamoto より:

    常識にして、定石。
    考え続けるのが大事だと思います。

    • 皐月の樹 より:

      iwamotoさん
      こんばんは~!
      はい、仰る通りですね。
      考えることをやめてはいけませんね。
      常に考える。そして、それが楽しさの根源かもしれません。
      考える必要がない活動であれば、もうやめているかもですね^^;

  5. yamaboushi53 より:

    皐月の樹さん こんばんは
    コメントが遅くなってしまい、すいませんでした。
    素晴らしい備忘録だと思います。自分の想いは頭の中にその都度浮かぶのですが、
    時間とともに消えていってしまいます。やはり文字に残すということはとても大切
    なことだと思います。何年後か、自分の書いた文章を読み直したとき、ものの見方
    考え方の変化に驚き、また懐かしさも甦ってくると思います。私も15年近く手帳に
    4行程度の日記を記しています。ときどき読み直すことがありますが、文字を追うと
    その時の情景や自分の感情が甦ってきます。ブログの発信もその日の自分の想いの
    歴史になりますね。生きてきた証として、大切にしたいと思います。

    • 皐月の樹 より:

      yamaboushiさん
      こんばんは~!
      遡ってコメント頂き、ありがとうございます!
      お気になさらず~^^;
      私も、忘れっぽいので、こういうことは書いておかないと・・・と思いまして^^;
      日記を付けていれば良いのですが、それもしておらず。
      このブログが日記代わりとなっております。
      おお~、日記を付けてられますか!
      しかも15年もですか!
      さすがでございます。
      私は、まだ日々のブログを追いかけるので精いっぱいで、出来そうにございません。
      でも、最近、書く機会が極端に少なくなりまして、如実に字がへたくそになっております^^;

  6. Lucian より:

    こんばんは。
    写真について思う事、すなわち写真論ですね。
    これについては70年代に写真を始めた頃から半世紀近く考え続けてきているのですが、
    決定的な結論というものは出ませんでした。これからも出ないと思います。
    今撮っている写真を50年後、100年後の人が見たら、記録的資料としての価値しかないものがほとんどでしょう。
    その場合に、写実性に乏しいアート写真などは無価値になっている可能性もあります。
    そうすると、写真が本来の機能を最大に発揮するには、写実性を損なわずに撮ることが第一義であると考えられます。
    その上で、撮影者の被写体選択の指向性や視点の独自性にのみ、思想や感性を反映させるのがベストではないかと思うのです。
    撮影者の物の見方や考え方も日々進化するので、それが写真に反映される時に、それらの写真群は記録以上の価値を持つことになるのではないでしょうか。
    とりとめのない文章になってしまいました。失礼しました。

    • 皐月の樹 より:

      Lucianさん
      おはようございます~!
      なるほど~、50年後、100年後ですか~。
      そこまで先は考えたことが無かったです。確かに、現存する多くの古い写真は、写実性が高く記録的資料として取り扱われることが殆どですね。
      仰る通り、私も殆どのアート写真の行く末は同じように考えております。
      本当に100年後残れるアート写真は、極一部でしょうね。
      100年後でも新鮮・・・と捉えられるほどの感性で作られたアート写真であれば、残っているだろうと思います。
      それ故、一般人が残す写真で、生きながらえられるのは、殆どないようにも思います。
      私が越後の定点撮影ポイントを、毎度同じような構図、フレーミングで残すのは、この美しい風景をいつまでも残していたい・・・という想いでいるからなのですが。それを出来るだけ多くの人々に知って頂きたい、と思いブログに掲載しております。
      が、いつかこの風景が変わってしまったら・・・そんな時は、ここにはこういう風景があったのだ、という記録としても残れば良いなとも思います。それを見た後世の人々が、どのように感じられ、どのような行動に移るかは、お任せなのですが。
      100年先を見据える視点、大変勉強になりました!
      ありがとうございます。
      私も、引き続き、写真についてゆっくりと考えていきたいと思いますv^^

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