PENTAX 67_4111-2_R

2017年7月9日

実践Bokeh Panorama第2章

4月の終わりごろ、アムゼル師匠から教わって(ウイルス感染されて?^^;)からというもの、この2カ月間はBokehpanorama(ボケパノ)ばかりを追いかけております^^;

先日、「実践Bokeh Panorama」と題しましてその撮影&現像手法についてご紹介しましたが、その後また少し思うところが増えましたので、本日は第2章としてお届けしたいと思います。

基本的なところにつきましては、前回↑のエントリーでご紹介しておりますので今回は省略です。

今回は、

☆撮影手法の追記

☆他の合成ソフト

について、まとめたいと思います。

 

=撮影=

1.撮影順序

前回は、中央を撮影して逆の「の」の字を描く順で撮影する手法をご紹介しました。

現在は、四隅のいずれかから撮影開始して、S字や逆S字を描くように、一段横を撮ったら一段上がり/下がり次の段・・・という撮影順序をしております。

撮影する範囲(構図&フレーミング)を決めましたら、およそ何列何段で撮影するかを確認します。

その範囲内で、露出がオーバー/アンダーにならないよう露出を決定します。

主役にピントを合わせます。

例えば、右下の角から撮影を開始して、左方向へ50%程度Overlapさせながら移動しては撮影を繰り返します。

左下の角に来たら、一段50%Overlapをして上がります。今度は左から右に向って同様に撮影を繰り返します。

これを、任意の高さ(段数)まで繰り返して、完了です。

【注意点】

◆Overlap量

私は、今は50%に統一しておりますが、とにかくこの量を合成カット内で一定にすることが最も重要かと思います。この量が一定でないと、ソフトが合成をしてくれないケースが出てしまいます。

そして、これが最も難しいようにも思っております。合成失敗の原因は、殆どこれのように思います。

上述のS字/逆S字の撮影順序ではまだ横方向のOverlap量はある程度落ち着くのですが、縦方向のOverlap量がばらつく場合が多いです。撮影中に、如何に前段の撮影イメージをたまに残せるか?がポイントになるのですが・・・私の揮発性メモリーではどうにもならないようです^^;

とにかく、平行移動すること・・・これに尽きつかと思います。これも、(プラス/マイナスの)仰角が付けば付くほど難しくなります。

◆カメラ回転

ボケパノでは、撮影中、狙ったフレーム内をトレースするのですが、その際にはカメラを回転させるようにしております。このカメラの回転の仕方(振り方)が一定でないと、主役と背景とのパララックスに変化が出てしまい、合成失敗となるケースがございます。特に、主役が近くなればなるほどその影響が大きくなるように思います。

回転するピボット点ですが・・・以下が私の解釈です。

レンズの端部(イメージサークル端部)と撮像素子端部を結んだ線を延長して出来る交点が、ピボット点となる。

よって、用いるレンズによってその点の位置が変わります。

レンズの画角が大きくなれば、ピボット点はカメラボディに近づき、画角が小さくなればボディから遠ざかる、といった具合です。

このピボット点をどのカットでも一定にすることも重要で、且つ難しいところになるかと思います。

 

=合成ソフト=

※合成前のプロセスにつきましては、前回の実践Bokeh Panoramaをご覧ください。

 

以前は、Photoshop CCでの合成をご紹介しました。

今回は、Micro Soft社のImage Composite Editor(MS-ICE)をご紹介したいと思います。

これも、やっぱりアムゼル師匠から教えて頂きました~^^;

既にアムゼル師匠がご自身のブログでもご紹介されてらっしゃいます。

また、黒顔羊師匠も、このMS-ICEについてご紹介されてらっしゃいます。

二番煎じ、三番煎じ感は否めませんが・・・- -;

こちらでも、ご紹介したいと思います^^;

このソフト、合成に特化したフリーソフトです。特化しているところもあってか、実に優秀です。

まずは、PCにこのソフトをDown LoadしてInstallします。

Down Load Pageはこちら♪

このソフトを日本語で説明しているサイトを見つけましたので、ご参考までに貼っておきます。

P4. Microsoft Image Composit Editor 2の使い方(バージョン2.0.3対応)

 

まずはソフトをOpen♪

こんなスキンです。次に、画面上部にある3つの四角のコマンドの内、「New Panorama」をクリックします。

あるいは、左上の4つ並んだコマンドの内、左から二番目(これもNew Panorama)をクリックします。

すると、エクスプローラが開きますので、合成させたい写真をすべて選択します。

そして、開きます。

すると、この様な画面が現れます。選択した写真が画面内にすべて掲載されます。

この際に、「Camera Motion」は「Auto-detect」ではなくて、「Rotating motion」を選択しておいてください。

通常は、右上の「Simple Panorama」を選択して「Next」という➡コマンドをクリックします。

合成が始まります。

Photoshop CCよりも、かなり早く合成処理が完了します。

(例.16枚合成:Photoshop CCは約5分、MS-ICEは30秒~1分)

これも、このMS-ICEの大きな利点です。

後処理のストレスが、随分軽減されます♪

 

ここで、合成失敗となる場合がございます。

失敗の例としては、コマ抜けです。本来撮影したはずのコマが合成後の結果に反映されず抜けてしまう場合があります。こういう時は、「Back」←コマンドで「1 IMPORT」画面に戻りまして、上述の「Simple Panorama」を選択せずに、「Structured Panorama」を選択してください。

「Structured Panorama」を選択しますと、カットの開始点や配列順序を設定できます。

カットの開始点は、4隅のいずれかで選択できます。

配列順序(Image Order)はS字/逆S字、あるいはZigZag・・・つまり左から撮影始めて一段撮ったら一段上がり/下がりまた左から撮影・・・という順序です。

私は、S字/逆S字を選んでおります。これは、撮影時に決定しておかなければいけません。

※因みに、「Simple Panorama」で合成する場合は、撮影順序は問われません。「の」の字や逆「の」の字の撮影順序で撮った写真もちゃんと合成してくれます。

もう一つここで決めなくてはいけないのは、Overlap量です。私は50%にしております。

ここでOverlap量を指定するので、撮影時にOverlap量を一定にすることがとても重要となるわけです。

合成が完了すると、この↑ような画面が現れます。

「Camera Motion」を「Rotating motion」に選択しておきますと、右側に「Projection」コマンドが現れます。

「Auto-detect」を選択していると、これが現れないことが多々あります。

生成された合成写真の歪を見ながら、適したProjectionを選びます。

このProjectionのモードの豊富さもMS-ICEの特徴化と思います。Photoshop CCよりも使い勝手が良いです。

また、画面の格子の水平垂直中心線付近にマウス・ポインターを持って行きますと、(←→)(↑↓)が現れます。

ドラッグしますと、視点位置を変えることが出来ます。

視点位置は、撮影時の前後左右方向水平視点位置となります。

これを調整することによって、より自然なパースを付けることができ、歪の少ない合成画像を得ることが可能です。

これもPhotoshop CCにはない機能です。

※Photoshop CCでは完全にマニュアルで、画像歪を調整することが可能ですが、調整には技術が必要と感じました。

ここまで出来ましたら、また「Next」➡コマンドをクリックします。

次に現れるのが、Crop画面です。

右側のスキンの中で、「Auto crop」をクリックしますと、合成画像の中で自動的に選択可能な範囲を選択してくれます。

空のように単調な色の範囲については、右上の方にある「Auto Complete」を利用することも良いかもしれません。

これは、写真の連続性を見てソフトが自動的ない範囲を補間してくれる機能です。

複雑な画像であれば、その補間精度は落ちますが、空や水面などの一様な画像であれば、ある程度正確に補完してくれます。一部の足りない部分によって、構図が変わってしまう・・・などの不具合を少し解消できるかもしれません。

試しに、「Auto Complete」をした画像です。

草むらの部分などでは、不自然な補間も見られますが、空の部分は自然に補完してくれております♪

任意に、画像をCropしましたら、再再度「Next」➡コマンドをクリックします。

こうして、合成画像の完成です。

後は、任意の画像ファイルとして出力しておきます。

私は、「PNG Image」として出力します。

※PNGファイルは、可逆圧縮の画像ファイル形式です。JPEGの様に劣化がないそうです。

参照:JPEG、GIF、PNG、TIFF、BMP…いろいろな画像ファイルと特徴

 

出力は、「Export to disk」というコマンドをクリックすると完了します。

「Export to disk」をクリックすると、またエクスプローラが現れますので、任意の場所に名前を付けて保存します。

PNGとして出力後は、私の場合、Lightroom CCで更に画像の詳細修正を施します。

コントラスト、彩度、明るさ、明瞭度・・・などです。

こうして出来上がる合成写真が、こちら↓~♪

Bokehpanorama:横撮り7列4段 右下開始逆S字

 

自転車繋がりで、もう一枚貼っておきます。

Bokehpanorama:横撮り7列6段 右下開始逆S字

 

MS-ICE導入のお陰で、また更にボケパノが楽しくなりました♪

合成失敗も、殆どなくなりました。

これで、作品作りに邁進できるのでございます~v^^

まあ、出力される作品の質は・・・相も変わらずなのでございますが~ToT

 

=====和風ボケパノ=====

日本ではマイナーな、ボケパノ(Bokehpanorama)を草の根運動で広げよう♪

という事で、アムゼル師匠が和風ボケパノグループをFBにて開設されました。

https://www.facebook.com/groups/123087178255034/?ref=aymt_homepage_panel

参加されている師匠方の作品がご覧いただけます。

ご興味のある方は是非ご来訪下さいませ。m(_ _)m

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