PENTAX 67_4111-2_R

Bokehpanorama

浮遊感求めて彷徨う林

横撮り3列3段 50%Overlap Photoshop CC

横撮り4列×3段 50%Overlap

縦撮り4列3段 50%Overlap

 

5月の連休の頃、パジュの川沿いの林ではこの黄色いかわいい花が満開になっておりました。

恐らく金鳳花だと思います。

新芽が芽生え始めた小さな木立の足元を、小さな黄色い花が賑やかに彩っておりました。

こういうシーンは出来るだけ大きなフォーマットのカメラで、浅い被写界深度で幻想的に写したくなります。

中判でも、なかなかこういうごちゃごちゃした林を印象的に描くには、難しいです。

出来るだけ開放F値が小さく有効径の大きなレンズで、浮かせたくなります。

そこで、Bokehpanoramaです♪

覚えたての手法で、遊んでみました。

ぷらな~85㎜/F1.4の有効径は60.7㎜です。

バケペンの105㎜/F2.4よりもはるかに大きいです。

思ったように、主役を浮き上がらせてくれました。

ただ、この時は、まだまだBokehpanorama(ボケパノ)を始めたばかりで、失敗ばかりでした^^;

ボケパノ作品は、どんどん溜まっていっております。

また、追々ご紹介してまいりたいと思います。


森のくまさん

K-1_Planar1.4_85-9photomerge-0505-07-1_R

K-1_Planar1.4_85-9photomerge-0505-10_R

K-1_Planar1.4_85-9photomerge-0505-09_R

ある日

森の中

熊さんに 出会った

花咲く 森の道 熊さんに出会った♪

 

実はこのネタ、ずっと温めてきておりました^^;

黒顔羊さんの奥様から、お手製のテディベアーちゃんを頂いてから、考えていたネタでした^^;

もう、足掛け3年になりますか・・・^^;

なかなか気に入ったシチュエーションが見つからなかったこと。

どういうレンズで、どのように画作りするか、具体策がなかったこと。

でも、ボケパノに出会いまして、アイデアが一気に開花しました。

 

という事で、上部三部作はいずれもボケパノです。

まだまだ試行しながらの撮影で、イマイチ感は否めませんが^^;

因みに、普通にぷらな~で撮りますとこんな↓感じです。

K_1P4710-2_R

これ、同じ焦点位置で撮影しております。

故にボケパノが、如何に広範囲をフレーム内に取り込めているかお分かりいただけるかと思います。

しかし、ボケパノは、ブログなどでの縮小画像ではイマイチその迫力が伝わりませんね^^;

大延ばしして印刷してから眺めたくなるのでございます。

ボケパノでは、あまり小さな被写体を主役にしてしまいますと、埋没する可能性大・・・という事を悟りました~^^;


実践Bokeh Panorama

それでは改めまして、Bokeh Panoramaについて話を進めたいと思います。

以前プロローグとしてご紹介しましたBokeh Panoramaですが、今日はそのお作法について順を追ってお話したいと思います。

 

=Bokeh Panoramaの目的=

主たる目的は、出来るだけ被写界深度の浅いレンズで主題を浮かせ、背景、前景を出来るだけフレーム内に取り込む。

それによって得られる独特の浮遊感を楽しむ・・・事に重きを置いております^^;

 

=機材=

◇カメラボディ:デジタル機であれば何でもよい・・・というのが結論ですが、よりその効果を大きく感じるためには、フルフレーム機が良いように思います。私の場合、デジタル機はけーいちくんしかございません^^;

◇レンズ:有効径(焦点距離÷開放F値)の大きなレンズで、中望遠以上が良いようです。私は、Cosina Zeiss Planar T* 1.4/85をメインに使っております。

◇ソフト:合成ソフトが必要になります。Photoshop系やMicrosoftのICEというのがあるようです。私は、Photoshop CCを使用しております。

 

=撮影=

全てマニュアル撮影で致します。

◇フォーカス:主たる被写体に焦点を合わせたら、すべてのカットをその焦点位置のまま撮影します。その為、AFレンズよりもMFレンズが良いと思われます。AFレンズの場合、カメラをMFモードで撮影します。撮影の際は、ヘリコイドを動かさないよう注意します。特にAFレンズはヘリコイドが軽い場合があるので、要注意です。

◇露出:露出もマニュアルで固定して撮影します。大凡撮影範囲と思われるシーンの露出を確認して、白飛びしないようアンダー気味に設定すれば間違いないと思います。カメラのモードは「M」モードで、レンズの絞りは開放値に設定、ISOも最低値に設定。その上でSSを適宜決定します。開放F値が1.4などの場合、日中晴天時などはSSが1/8000でもオーバーとなる場合がございます。その場合、NDフィルターなどで減光するのが良いです。

◇ホワイトバランス(WB):WBもマニュアルで固定しておくのが良いです。フレーム内に日向と日陰がある場合など、AWBにしておくとWBが振れます。あるいはRAW撮影してポストプロセスでWBを統一させるというのも一つの手です。私はRAW撮影後、調整しております。

◇撮影:撮影したいシーンのフレーミングと主たる被写体を考え、複数カットに分けて撮影します。

1.主役に焦点を合わせたらフォーカスリングはそのままにして、撮影を進めます。

注1.三脚は使いません。使わない方が撮影がスムーズでオーバーラップ量など間違いにくいと思います。

2.各カットではオーバーラップが必要です。必要なオーバーラップ量は、合成ソフトにもよるようです。Photoshop CCの場合、30~60%が良いようです。フレームの中央部は少なめのオーバーラップ量でも良いようですが、外周に行くに従い大きなオーバーラップとした方が合成の失敗がないように思います。

3.撮影順序は、中央から円を描くように撮り進める。どちらかの角からジグザグに進む。など様々あるようです。この順序が合成の合否を決定する場合があるので、様々に試されて最良の順序を得られるのが良いと思います。ICEというソフトではその順序もお作法として決まっているようです。

以下は、中央から下へ、次に左下→左中→左上→中央上→右上→右中→右下の順で撮影した場合の実例です。

K_1P4337-2_R

【中央】

K_1P4338-2_R

【中央下】

K_1P4339-2_R

【左下】

K_1P4340-2_R

【左中】

K_1P4341-2_R

【左上】

K_1P4342-2_R

【中央上】

K_1P4343-2_R

【右上】

K_1P4344-2_R

【右中】

K_1P4345-2_R

【右下】

この撮影時のオーバーラップ量はおよそ30%でした。9枚合成となります。

 

=ポストプロセス=

◇レンズ収差補正など

大口径レンズの絞り開放で撮影しますと、レンズの収差の影響で周辺減光などがございます。

これらを除去しないと、合成後にフレーム内に不自然な暗がりが出来たりします。

私の場合は、Lightroomでレンズ補正を入れるようにしております。

Lens Profile02_R

Lightroom CCには丁度Zeiss Planar T* 1.4/85というデフォルトのプロファイルがございます。ZEマウントですが・・・まあ大差はないでしょう^^;

結果は、以下の通りです。

K_1P4337-3_R

左がレンズ補正プロファイル適応前、右が適応後です。

周辺減光がなくなっているのが分かると思います。若干樽型歪曲収差も補正されております。

撮影ファイルは、JPEG出ししておきます。

ここまでくれば、次は合成です。

 

◇合成

ここではPhotoshop CCでの合成方法をご説明します。

とはいうものの、自動で全部合成してしまいますので、簡単です。

まず最初に、Photoshop CCを立ち上げまして、「ファイル」のプルダウンメニュから「自動処理」を選び、更にそのサブプルダウンメニュから「Photomerge」を選択します。

Photomerge01_R

すると、以下のような「Photomerge」ウィンドウが立ち上がります。

①「参照」で合成する写真ファイルを選択します。

②レイアウトは「自動設定」を選択します。

③中央下部で、周辺減光補正と歪曲収差補正のチェックボックスをクリックして選択します。

注2.周辺減光補正は既にLightroom CCで事前に補正してありますので、入れても入れなくてもどちらでも良いです。

注3.歪曲収差補正については後述します。

注4.「コンテンツに応じた・・・」は、ソフトが自動的に空白部分を埋める処理です。場合によっては不自然な描写となりますので、選択する場合は要注意です。

④最後に「OK」をクリックすると処理が始まります。

Photomerge02_R

9枚合成であれば、1分強ほどで作業が完了します。

12枚合成であれば、2分少々と言った感じです。

ただし、PCのスペックや写真の解像度などにも依存しますので、一概には言えないと思います。

参考までに、私のPCは、Core-i7 3517U  CPU@1.9GHz 2.4GHz  RAM 4.0GBという超非力なマシンです^^;

1枚の写真を作るために、9枚の写真をLightroomで事前処理して、数分間の合成を待って・・・と、手間と時間のかかる作業ですが、フィルム写真を扱う事・・・と比べれば、圧倒的に手間と時間はかからないと思います^^;

Photomerge03_R

合成が完了すると、こんな↑感じです。

このままでは、各カットの合成か所に筋が入っておりますので、「レイヤー」のプルダウンメニュから「レイヤーを結合」を選んでやると、連続的に合成されて筋がなくなります。

Photomerge04_R

Photomerge05_R

最後に、適宜外周をトリミングして、PNGとして書き出しておきます。

この後、更にLightroom CCなどで画像調整を追い込む場合もございます。

因みに、合成時に「歪曲収差補正」を選択しない場合は、以下のような合成結果となります。

Photomerge06_R

四隅が引き伸ばされたような感じです。

どちらが好みかは別れるかと思いますが、歪曲収差補正をしないと、トリミング領域が増えてしまう・・・つまり捨てる部分が大きくなるという事が言えると思います。

 

◇結果

こうして出来上がった合成結果が、こちら↓です♪

K-1_Planar1.4_85-9photomerge-0501-10-2_R

画面内で自転車が浮き上がり、楽しい立体感が出ております♪

85㎜/1.4の被写界深度で、換算35㎜の広角域が描き出されました。

合成結果も、さほど違和感を感じることが無く。

広角のパースも感じません。恐らく歪曲収差補正で消されているものと思われます。

これも、Bokeh Panorama(ボケパノ)の一つの特徴かもしれません。

ボケパノ・・・あっぱれなのでございますv^^


けーいちくんで見る中判の夢

4月の後半、アムゼル師匠から、突如ある情報が流されました。

Bokeh Panorama・・・なる写真表現があるとか。

デジタルカメラで細切れに撮影した連続写真を、ソフトで繋げてパノラマにする・・・という手法です。

ここで、重要なのはBokehです。

この手法では、有効径が大きいレンズを用いて、絞り開放で連続写真を撮影してパノラマにしてしまうという事です。つまりボケの大きなパノラマ写真です。

有効径が大きいレンズとして思い浮かぶのは、最小絞りが小さい標準~望遠のレンズです。

135判用レンズであれば、55㎜/F1.2、85㎜/F1.2、135㎜/F2、200㎜F2.8・・・などなど。

有効径はそれぞれ、45.8㎜、70.8㎜、67.5㎜、71.4㎜・・・となります。

フルフレームのデジタル機を使えば、縦横2列づつ計4枚で並べて繋げれば、中判になりますね♪

仮に85㎜で撮影して中判サイズに合成しますと、中判の標準画角です。

合成する枚数を増やせば、大判だって出来ちゃうわけです。

これは凄い!

という事で、4月の終わりごろから5月に掛けまして、Bkehpanorama(ボケパノ)に没頭しておりました^^;

今日は、その作例をいくつかご紹介したいと思います。

K-1_Planar1.4_85-9photomerge-0501-10-2_R

K-1_Planar1.4_85-9photomerge-0501-07_R

K-1_Planar1.4_85-9photomerge-0503-03_R

K-1_Planar85_9-photomerge20170423-07_R

K-1_Planar85_9-photomerge20170423-02_R

K-1_Planar1.4_85-9photomerge-0501-06-2-2_R

K-1_Planar1.4_85-9photomerge-0501-01_R

K-1_Planar1.4_85-9photomerge-0501-02_R

K-1_Planar1.4_85-9photomerge-0503-02_R

如何でしょうか?

確かに中判の雰囲気が出ているのでございます♪

撮影は、いずれもけーいちくんに、ぷらな~1.4/85(有効径:60.7㎜)を付けての撮影です。

ぷらな~は勿論、絞り開放一点張り♪

合成枚数は、基本的に9枚です(4枚目と5枚目は9枚合成に失敗しての6枚合成です^^;)

 

さて、このボケパノの手法や苦労話(笑)などにつきましては、また後日改めてご紹介したいと思います。

(上述のアムゼル師匠のブログでも詳細にご紹介されております)

因みにBokehpanoramaでググってみますと、結構作例↓が出てまいります。

Google検索「Bokehpanorama」

ご参考まで。


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